カスタムカーボンブーツ(CCB)の足型採取作業を紹介します。

各スケート靴メーカーによって、足型採取方法は異なりますが、この作業はカーボンブーツの良し悪しを決定する大事な作業です。足型を採取される選手にも最新の注意が必要になりますので、是非、ご参考ください。

 

 

1、下地準備

足にビニールテープを巻きます。

足の指にも入念にビニールテープを貼っています。

スケート靴を履いた感触に近づけるために貼っているそうです。ミヤベスケートプロモーションの[こだわり]を感じました。

 

2、石膏巻き

医療用の石膏包帯を使い、足になじませながら貼り付けているところです。

石膏の硬化まで5-10分です。印象材の流し込みによるかたどりと異なり、硬化中の足の動きやずれによる型への悪影響を最小限に抑えられます。

 

3、仕上げ作業

石膏包帯を足になじませ、足の隙間をなくしているところです。

足にフィットさせるように入念な手つきで作業しています。

この時、足に触れながら選手の足の形状やクセを把握し、足型石膏には現れない情報を収集しているそうです。

硬化が始まる前に、適切な足関節・膝位置を決めます。

 

 

 

4、硬化過程

約5-10分間放置し、石膏包帯を硬化させています。

石膏の硬化中は、足に体重をかけず足関節・膝位置がずれないよう注意します。

 

5、石膏の取り外し

乾燥した石膏包帯を取り外します。

最初に貼ったビニールテープの上を滑らせるように切っていきます。

足はビニールテープで保護されていますので安全です。

踵と足底の形状が崩れない位置で石膏をカットします。

 

6、仕上げ

離型後、切開した部分を元に戻し外型を作ります。

 

7、完成(外型)

これで石膏を流し込むための外型が完成です。作業をはじめてから20分ぐらいでできました。

 

 

ご協力

■場所提供: (有)横溝歯科商店スターキーデンタルプロダクツ

■作業:    ミヤベスケートプロモーション

■取材作成: 大宮SSC

 


ミヤベスケートプロモーション 2004/06/11 17:41:07